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リファクトリーを自分たちの子どもに残せる会社に

代表の守屋さんと共にリファクトリーの創業者である安田さん。「年中1日中罠と向かい合っていた」という、リファクトリーの立ち上げから現在の1億円超の流通額に至るまでと、今後の展望についてお話を伺いました。

自分でECをやって、EC運用のイロハを学びたい。

ーリファクトリーの創業のきっかけは、代表の守屋さんの声かけだったんですよね?

安田:前職でECのコンサルティングをやっていたんですが、ECを自分で運営していないことが引っ掛かっていて、自分でECをやってみたいという気持ちをずっと持っていました。

そんな時、代表の守屋さんから「面白い商材があって、イノシシの罠なんだけど」と話を聞いて、その瞬間「絶対売れる」って思って。そこからすぐカートシステムやホームページ構築を進めていきました。

ーイノシシの罠というととてもニッチだと思いますが、どうやって売上を作っていったのでしょうか?

安田:システムの構築や施策は普段からコンサルティングでやっていたので、SEO対策をしたり、このキーワードがコンバージョンが高いから、リスティングかけようであったり、いつも提案している内容を工夫しながら進めていました。

ニッチなキーワードなので、リスティングを打つことで、きちんとリーチできたと思います。

コンサルティングをしていてお客様が売れるのは嬉しかったんですが、いざ自分でやってみて売上がたったとき、嬉しさのベクトルが全然違いましたね。

ー 2020年の夏までは、副業としてリファクトリーを手がけられていたんですよね?リファクトリーの業務はいつされていたんですか?

安田:作業は夜・土日。空いた時間はずっとやっていて、まさに年中1日中罠と向かい合っていました。(笑)

昼間はお問い合わせの電話がずっと鳴っていたので、アルバイトの方を雇ってみたり。

創業当時はシステム構築と受発注のみで出荷業務をやっていなかったんですが、2019年頃から在庫を持つようになりました。

そこからは怒涛の日々で、出勤前にリファクトリーのオフィスに出社して、会社に出勤、そして夜またリファクトリーのオフィスで作業を続ける、という日々を過ごしていました。妻には家のことや子どもたちのことを任せていただけでなく、夜中にオフィスまで着替えを届けてもらったりして、すごく助けてもらっていましたね。

夜な夜な手作りでカタログを作って郵送したり、子どもたちに「このパーツ数えといて」と言って、一家総出でやっていた時期もありました(笑)

「適正価格でいいものを届けたい」中国へも足を運んだ日々

ー 在庫を抱えるとなると、仕入れも大変だったのでは?

安田:受注がよめないのが大変でしたね。いきなり受注が大量に来て、在庫がなくなったりする場合もあって。「適正価格でいいものを売る」というコンセプトを持っているので、中国から一部の部材を仕入れて、それを国内の提携工場に入れて、組み立ててもらい出荷するという流れにしていたのですが、ある時は納品まで期限が迫っていたので、車を走らせて高速道路で提携工場まで部品を取りにいったこともありました。

また、自分で図面を作り、中国の深圳まで足を運び、直接部品を見て修正依頼をかけたりもしました。

出来上がったものをコンテナで長崎の諫早湾に送り、その倉庫から出荷したりもしていましたね。

代表の守屋さんと2人で、まさに車の両輪みたいに一緒に頑張っていました。

毎日楽しかったし、苦はならなかったですね。

ー そのひとつひとつが、今の売上を作っていったんですね。

色々な環境にいるメンバーが最大限力を発揮できるような場所を作っていきたい

ー メンバーも増え、更にパワーアップしたリファクトリーですが、今後どういった展望を考えていますか?

安田:リファクトリーにはたくさんの素敵な仲間が揃っています。メンバーにいかに毎日充実して過ごしてもらえるかが大事だと考えていて、色んな境遇の人が色んな活躍の仕方ができる会社というのが出来るといいなと思っています。

自分の能力を最大限に発揮しつつ、「働きやすい会社だよね」と思ってもらえるようにしたいですね。

ゆくゆくは、世界中どこにいようが、色んなスキルを持った人が、自由自在に力を発揮できるような環境を作っていけたらいいなと思います。

自分もサーフィンが好きなので、今後海外でサーフィンと仕事だけしてましたという3年間があってもいいかなって。(笑)

ー安田さん自身としてはどうでしょうか?

安田:元々電子部品の設計をしていたこともあり、ぼくの原点はものづくりです。ものづくりが好きで興味があるし、工場の人たちと話していても楽しい。

創業当初からの思いである、「ものづくり×eコマース」でうまくタッグを組んで発展させていきたい。世の中にまだ眠っているたくさんの良いものをeコマースの力を使って、僕たちが拡声器になって、ものづくりのビジネスをうまく円滑に回したり広げていけたらいいなと思っています。

究極の展望としては、10年先に自分たちの子どもが大きくなって、世の中が見えてきたときに「父親がつくった会社があるから、そこで働いてみたい」って思ってもらえるのもいいし、そうなったらロマンティックだなって思いますね。

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