refacotoryは2021年5月に新拠点「re.BASE(リベース)」を立ち上げました。re.BASEは、再(セイ)をテーマに、かつて倉庫であった建屋をリノベーションしてオフィスとして活用しています。
re.BASEの空間デザインしていただいたKABE Labの那須さんは、落ち着くだけでなくモチベーションが上がる空間をイメージしていたそうです。
オフィスは住宅とは違う。やる気を出させる場所でないと
KABE labは宮崎に拠点を内装デザイン業者です。普段は住宅がメインとのことですが、re.Baseではオフィスのデザインをお願いしました。re.BASEの空間をイメージする際に、何を意識して作られましたか?
「住宅は落ち着く空間となるようにするのですが、オフィスは働く場所、活動する場所なので、モチベーションがあがる雰囲気は崩さないようにしました。また会社に来るのが楽しくなるようにしたいと聞いていたので、普通のオフィスというよりカフェ風というか、宮崎にはないようなおしゃれ空間をデザインできればと思っていました」
re.Baseは「再(セイ)」をテーマにしていましたが、どう空間に落とし込みましたか?
「生まれる場所というのをイメージしたいと思っていました。なので暗いところから明るく作り出されるような感覚で、全体的には暗めのトーンにしています。ただ、暗いだけだと雰囲気が重くなってしまうので、照明の配置や仕切り方には気を使っています。」
用途が限定されない自由なオフィスに
那須さんの中でこだわりのポイントがあれば教えてください。
「入り口の空間や会議室ですかね。会議室は、壁で仕切ってしまうと用途が限定されてしまうんですが、パーテーションであれば用途が二重三重にもなる。パーテーションを閉じて会議室として使うこともできますし、開けてもらえれば広い空間でパーティーもできる。また透明なので閉じても圧迫感がない。自由な使い方ができる空間になっているかと思います。」
(左:株式会社NS企画 代表取締役 那須正隆さん 右:工務責任者 上村政宏)