リファクトリーは、町工場で作られた商品の販売を手掛けるEC企業です。
今回は、リファクトリーで販売する産廃ボックスの製造を手掛ける、松尾ボーリング工場の山本さんにインタビューをお願いしました。リファクトリーとビジネスを共にした印象や、事業の魅力について聞いてみました。
企業が協力しあう体制を築ければ上手くいくという期待感
有限会社松尾ボーリングは宮崎市で金属加工全般を手掛ける、老舗製造工場です。創業から50年を数え、高い金属加工技術を元に「ものづくり大国・日本」を宮崎の地から力強く支えています。
リファクトリーとはマーケティング会社と製造会社という間柄ですが、まずはリファクトリーへの率直な印象についてお聞きしました。
「一年ほど前から産廃ボックスの製造で携わっています。まだ、ビジネスをご一緒した期間が浅いこともあり、ご依頼いただく発注量が少なかったり、納期が短いといった改善点はあるにはあります。
一方で、ものづくりを手掛ける企業が協力しあう体制を築ければ、リファクトリーの目指すビジネスの方向性は、もっと上手くいくのではないかいう期待感を持っています。」
地元だけに留まらないビジネススタイル
山本さんの語る期待感とは、現代の製造業が抱える課題と密接に関係しています。
長く日本経済を下支えしてきた製造業は、地域密着型の経営スタイルが一般的でした。しかし海外企業の参入やサービス業の増加にあわせ、老舗と呼ばれる製造業でも経営スタイルの転換を迫られています。
山本さんは、リファクトリーとのビジネスがこの課題を解決する一手になり得ると話します。
「これまでは、地元の会社が地元の会社に売るというビジネススタイルが、業界のスタンダードでした。しかしこれからは、このスタイルだけでは難しいと考えています。
リファクトリーではECというネットの世界からアプローチしている。Web広告などを掲載すると、全国からニーズがある訳です。地元だけに留まらないビジネスという考え方は、私たちには新鮮に感じました。」
リファクトリーはECのプロとしてしっかり支えてくれる
では、山本さんの考えるリファクトリーの強みはどこにあるのでしょうか。
「地元で長く事業をしていると、どうしても営業力や発信力がなくなってしまいます。その部分を、リファクトリーはECのプロとしてしっかり支えてくれる。自分たちがしっかり良い製品を作り、マーケティング面はプロにお任せする。
そうすることで、ビジネスがさらに広がっていくと実感しています。」
他の製造工場と協力関係を築くことがメリットに繋がる点も、リファクトリーとのビジネスから得られた気付きだと話します。
「例えば、先ほど触れた納期が短いという点も、自分達でできない部分は周りの企業を巻き込んでいけばいい。
技術を持っている企業さんはたくさんあるので、互いに協力していけば、もっと面白いビジネスができると思っています。」
EC×町工場で新しい価値を創造する
リファクトリーが目指すのは、ものづくりにECを導入することで、町工場で働く仲間の技術や想いをより多くの人へ届けることにあります。
「EC×町工場」という、これまで畑違いのフィールドとイメージされていた両者が手を取りあうことで、新しい価値を創造する──山本さんが話す『地元だけに留まらなビジネス』も新しい価値の1つといえます。
「リファクトリーと一緒に仕事をしてみると、全国にも自社の製品を評価してくれる方がたくさん居ることが分かり、自分達の価値や評価を再認識することができました。
これからもよろしくお願いします。」