前回のブログでお届けした「マーケター目線で見るShopify 前編」では、マーケターが実際にShopifyを使ってみて良かった点についてご紹介しました。
後編となる今回は、ECの集客や売上を向上させるためにShopifyに追加しておきたい機能について解説します。それぞれおすすめのアプリもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ECの集客・売上に追加しておきたいShopifyアプリ5選
Shopifyの特徴として、アプリを追加するだけで簡単に機能の拡張が行える点が挙げられます。WordPressのプラグインのようなイメージで、Shopifyのアプリストアから無料や有料のアプリを選択し追加することが可能。ノーコードで利用できるアプリも多く、エンジニアが不在でも簡単に機能を拡張できます。
ShopifyはECに関する基本的な機能をプラットフォームだけでほぼ網羅していますが、利便性の向上や日本の商習慣にマッチしたアプリを追加すれば、ECの集客や売上をさらに高めることにつながるでしょう。
では具体的にマーケター目線でShopifyに追加しておきたアプリをご紹介します。
1.代引き決済アプリ│MR.DAIBIKI
1つ目が代引き決済アプリです。
ECの決済方法としてはクレジット決済やキャッシュレス決済をイメージしますが、まだまだ代引き決済のニーズは高いと言えます。過去に本ブログに掲載した「Shopifyを利用してみてわかった、利用率が高い決済方法をご紹介」では、代引き決済を利用するユーザーが多いことをデータと合わせてご紹介しました。
一方でShopifyの代引き決済(ShopifyではCash on Deliveryと呼称)では、「詳細な手数料の設定ができない」点や、「発生した手数料が合計金額や発注メールには反映されない」といった点がネックでした。そこで代引き決済アプリを導入し、課題を解決しつつ利便性の高いサービスを提供できれば、サイトの集客や売上向上が期待できます。
当社ではノーコードで簡単に代引き決済を導入できる「MR.DAIBIKI」を提供しています。日本の商習慣にマッチしたアプリとなっていますので、ぜひ導入をご検討ください。
2.ポイント付与アプリ│MR.POINT
2つ目がポイント付与アプリです。
日本では購入金額に応じてポイントを付与するサービスが人気ですが、Shopifyのデフォルト機能にはポイントサービスが用意されていません。ポイントの付与は顧客体験の向上やリピーター獲得に大きく寄与するだけに、アプリを使ってぜひ追加しておきたい機能です。
当社が開発した「MR.POINT」は、社内にエンジニアがいなくても最短5分でポイント機能の追加と設定が可能。会員のセグメントや料金に合わせて複数のポイント設定を用意でき、柔軟なポイント付与を実現できます。
3.メタフィールド設定アプリ│Metafields Guru
メタフィールドの設定アプリも追加しておくと、利便性が一気に高まります。メタフィールドとはShopifyのデフォルト情報とは別に、任意の情報を追加できる機能のことです。
「Metafields Guru」はメタフィールドでの設定をカスタマイズできるアプリです。メタフィールドで設定できる項目を増やすことができ、情報をより充実させることが可能。例えば商品ごとに「よく売れています」「〇円以上送料無料」といったアイコンの設定や、ページ内に掲載するコメント情報などを簡単に設定できます。その他にもタグなしで表を作成できるなど、手軽に情報を追加できる点も強みです。
サイトの情報が充実すれば、訪れたユーザーが迷子にならず機会損失を回避できます。顧客体験の向上にも寄与できるため、ぜひ追加しておきたいアプリです。
4.コンテンツ作成アプリ│Pro Blogger
Shopifyにはブログ投稿機能が用意されていますが、Pro Bloggerを使えば関連性の高い商品とコンテンツを紐づけることができます。
またSEOの内部リンクを自動的に構築できる他、掲載する記事の見た目をカスタマイズすることも可能。直感的に利用できるUIにも優れており、自社のコンテンツマーケを強力に後押ししてくれます。
5.レビュー掲載アプリ│Product Reviews
ECで商品を購入する判断材料として、実際に購入したユーザーが投稿する商品レビューは重要な判断材料の一つです。
Product ReviewsはShopifyが公式に提供するレビュー掲載アプリで、レビューの掲載はもちろん、自社サイトのデザインに合わせたカスタマイズにも対応。この他にもレビュー内容を一括でCSVに出力できるといった便利な機能が用意されています。
まとめ
今回はShopifyに追加しておきたい機能とおすすめのアプリについてご紹介しました。
Shopifyはアプリを追加することで簡単に機能を拡張することができます。アプリはマーケ面やバックオフィス面の強化にもつながるため、目的に応じてアプリを上手に活用するのがおすすめです。
アプリの追加時に一点注意したいのが表示速度です。大量にアプリを追加するとサイトの表示速度そのものが低下する恐れがあります。表示速度はSEOはもちろん、ユーザーの直帰率にも影響を与えるため、追加時は「本当に必要なアプリか」しっかり検討しておくのが大切です。
refactoryはShopifyエキスパートとしてアプリ導入時のアドバイスや、サイトに適した形へのカスタマイズを提供しています。また、自社アプリの開発にも取り組み、Shopifyへの高いノウハウを元に、お客様への最適なご提案を行っています。
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