オーダーメイド商品を取り扱うECサイトにとって、お客様が手軽に商品の組み合わせを選ぶことができるUIの構築は不可欠なものです。
今回REFACTORYが開発したShopify向けのネイティブアプリ「ミスターオーダーメイド」は、多彩な商品の組み合わせを画面上で手軽に選ぶことができ、お客様はもちろん事業者にとっても利便性の高いアプリに仕上がりました。
【Issue:課題】多彩な組み合わせを実現できるオーダーメイド機能の開発
ECサイトでは年々、ユーザーの好みや使い心地にこだわったオーダーメイドサービスが人気を集めています。しかしオーダーメイドでは商品のカラーやサイズ、メーカーやデザインといった各項目を組み合わせる必要があり、商品の点数が膨大な数に及びます。
1つ1つの商品をサイトで掲載するとなると、事業者の負担が大きくなる上、ユーザーにとっては商品検索の手間がかかります。作業負担を軽減しつつ、ユーザーにとって使いやすいUIを備えたアプリの開発が、今回REFACTORYが取り組んだ課題でした。
また、REFACTORYでは「ものづくりの現場」の課題を、ECのテクノロジーで解決するという理念があります。オーダーメイド商品は、ものづくりに携わる方々の強い想いが込められたサービスです。REFACTORYのミッションと親和性が高く、現場の方々の想いに応えられるアプリになると考えました。
【Solution:解決】クライアントとのヒアリングを重ね一からアプリを開発
今回開発した「ミスターオーダーメイド」は、Shopify向けのアプリです。アプリを追加することでカラーやサイズ、デザインなど複数の項目を組み合わせた商品注文が可能。オーダーメイドサービスを利用した商品販売を手軽に実現することができます。
開発はオーダーメイドというサービスの特性を活かせるよう、既存のアプリを利用するのではなく、一から開発をスタートしました。
まず、ご相談をいただいたクライアント様と何度もヒアリングを実施。クライアント様にとって使いやすい管理画面や、お客様が検索しやすいサイト画面はどのようなものか、ヒアリングを重ねながら要望を丁寧に汲み取っていきました。このプロセスを経ることで、膨大なデータやパーツの組み合わせにも柔軟に対応できる機能に仕上がりました。
また、Shopifyでは管理画面やサイト画面のデザイン向けに各種パーツが用意されていますが、シンプルなデザインが多く、オーダーメイドサービスのように複雑なデザインに対応したパーツは用意されていません。既存のパーツをどう組み合わせれば、クライアント様・お客様の双方にとって使いやすいUIを実現できるかが課題でした。この部分も、トライ&エラーを繰り返しながら、納得のできるアプリを目指して開発を進めました。
現在「ミスターオーダーメイド」は、2社のクライアント様のECサイトにてご利用いただいています。今後もより利便性高いサービスへとブラッシュアップを図りつつ、一般公開へ向けて準備を進めて参ります。